「なんか見にくいって言うから眼鏡作りに来ました。」 と、幼少のお子様を連れて来られました。
眼科さんで測定された処方箋をお持ちで、見てみると、一番弱い度数です。 ???
「これって、眼鏡必要ないくらいの度数ですね。」って申し上げると、
「眼科さんでも、かけてもかけなくてもどちらでも良いと言われました。」 と返事が。
・・・・???
「それでも、お子様は見にくいと言われるんですよね。」
処方度数に疑問に思ったので、当店で測ってみました。
眼科さんでは調節を解除する点眼薬を使用できるのですが、我々眼鏡屋ではその薬が使えません。
幼少期のお子様は、ピント合わせする力(調節力)がとても強いため、出来るだけ調節力を排除しながら雲霧法で時間をかけて、じっくりと素早く測っていきます。(あまり時間かかりすぎると疲れてしまって見てくれなくなるんです。)
結果、左右共に混合乱視でした。
これならお子さんが見にくいと言われるのも納得できます。
「お母さん、○○ちゃん、相当見にくい思いしてたと思いますよ。」
「そこそこの乱視があり、大人なら見にくくしんどいと言えるのですが、お子様の場合ピント合わせして見えてしまうんです。 でも、とってもしんどいんです。」
「今まで、そうとう苦労して見てられたと思います。」
「読書したり、手元の細かい事って苦手じゃないですか?」
「そなんです、飽きっぽいですし。」
「それ、見るのにとても力使うので、しんどいんです。 この眼鏡常用していただくと、遠くも手元も見やすくなるので、集中して出来るようになります。 勉強も出来るようになりますよ。」
ってお伝えして、処方箋の度数を変更してお作りさせて頂きました。
本当は眼科さんの処方箋を受け取ると、そのままの度でお作りしないといけないのえすが、今回はそのまま作ると、余計疲れる眼鏡になってしまい、お子様の為にならないので、事情を説明して度数を変更してお作りさせて頂きました。
最近の眼科さんって、オートレフに頼りすぎなんですかね。 あれ、誤差の出るときはすごく出るので注意してほしいな。
オートレフよりさらに誤差の出るのがハンディレフ。
間違いなく正確に測れるのは、熟練した人の手で見るレチノスコープなんです。 これ、ほんと誤差なく見ることが出来て重宝してます。
子供の目を診られる眼科さんは、レチノスコープ使って診て欲しいな。
お作り頂いた眼鏡です。
これ、ズリにくくて丈夫で、活発なお子様にはとってもオススメの眼鏡なんですよ。
子供用眼鏡は、
親切・丁寧・技術一番のEYES(アイズ)
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デザインだけでなく、ずり落ちない、丈夫な眼鏡をオススメいたします。
SS級認定眼鏡士 T. Yamaguchi